FazerのLAKRITSI
食べたことはないのだけど、フィンランドには「世界一不味い菓子」で悪名高い、サルミアッキというお菓子がある。
それは本場フィンランドでいつか食べる日を夢見て、お楽しみというか、恐ろしみというか、に取っておくとして、
そのサルミアッキをちょっと美味しくしたお菓子、リコリッシュを
キッチンリネンと一緒に注文してみました。
か〜わい〜〜〜っ。
ムーミン×Fazerという、ゴールデンコンビというかプラチナコンビというか、ダイアモンドコンビ！
Arabiaのマグカップでも、世界400個限定でムーミン×Fazerのコラボレートしたものがあります。
何度かフィンランドのバイヤーに「買わない？」というお話をいただいたのですが、
一番高かった時で日本円で17、8万、一番安かった時でも7、8万で、
到底手が出ませんでした。
それに比べりゃあ、このリコリス、200円ちょっとで
同じコラボが楽しめるのだから、かわいいもんです♪（次元が違うって？）
Fazerのロゴがばっちり入っていて
パッケージはきれいな若草色。
どのキャラが当たるかは、お楽しみって感じなのでしょうか。
このパッケージにリコリッシュを詰めて切り離す前のテープをロールで売って欲しいくらいかわいいです。
びりびりっ。
外側は真っ黒なリコリッシュ。
内側はフルーツフレーバー。
いっただっきま〜す！
パクッ。
もぐもぐもぐ...
...（味わっている）...もぐもぐもぐ...
パクッ。（ふた口目）
もぐもぐもぐ...
あ、甘い...
でもお菓子としては全然イケる範疇だと思うのですが...
サルミアッキはこれに塩味とアンモニア臭を足した感じらしいです。
た、足さなくてもいいような気がしますが…
だけどベースが「食べ物」の味がしますから、たぶん私は全然大丈夫だと思います！
いつか現地で食べられる日が楽しみだなあ〜
正直言って、
私が人生で今まで食べたもの-----お菓子、食べ物、飲み物、飲み薬、口の中を切って出血した血、子供の頃の公園の砂や、小学校の時何故かクラスで流行っていた卵の殻など、も含めて（笑）-----
その他すべての口に入れて飲み込んだものの中で
一番一番本気で一番不味かったものに比べたら、このリコリッシュなんてカワイイものです。
お話したこともある方もいらっしゃると思いますが、
私の人生で一番不味かった食べ物。
（一応、お金を出して買った食べ物だったんです、これが）
忘れもしない、ドイツのデュッセルドルフという街の、
カウホフという大型デパートの１階にあったキャンディショップで買ったお菓子でした。
量り売りのキャンディやグミのお店で、店内は色とりどりのキャンディで埋め尽くされていて、
いろんな種類ものを袋に入れて、最後に重量を測って売ってくれるスタイルのお店です。
そこに、まるで「パイの生地を焼く時に重しに使うアルミ」みたいな外見のお菓子が売られていたんです。
ハーシーのキスチョコの銀色のほうの外見みたいなのの小さいの、と言えばわかりやすいでしょうか？
銀色の、小さな丸い、どうみても「金属の固まり？」って感じのお菓子。
試食などができない店なので、好奇心にかられて
それを10個ほど袋の中に追加して、
他のグミなどと量ってもらい、お金を払って店を出て、デパートの外で
シュタイフのショーウィンドーを横目に、
問題の「金属の固まり？」を口にぽいっと...
..........................
................!!!!!?????
そのお味は.....
やっぱり「金属の固まり！！！？？？」だったのでしたっっ！！！
しかも本当に金属なら硬くて噛めないのでしょうが、
硬さはお菓子の硬さ。
外側はキャラメルよりは硬くて、内側は歯の隙間に入り込んでまったく取れない飴とグミの間のような粘り。
スプーンを歯で噛んでガリッと金属の味がした時に鳥肌がさーっと立つ、みたいな不快感が
歯の間にひっかかって、噛んでも噛んでも全然取れず、
のたうちまわるほどマズイ！！！
何だこれ！！！
これでもお菓子！？っていうか、食べ物！！？？？
あまりの不味さに怒りすら覚えました。
残った9粒ほどは、翌日学校に持ってゆき、
クラスメイトと遊びで賭けをした罰ゲームがわりに
一気喰いしてもらいました。
あまりの不味さに、その彼ものたうちまわっていました...
まぁ、それに比べたら
リコリッシュ何のその、
サルミアッキ束になってかかっておいで、てなもんです。
でもやっぱり「世界一不味い」フィンランドの国民的なお菓子、
しかもフィンランド人は老若男女それが大好きというお菓子、ということで、
いつか食べるのを楽しみしていようと思います！
ところで...ええっと...食べ終わったら、袋、捨てていいですよね？（爆）
異存ある方、いらっしゃいませんよね？
