好きかな?と思える傘

「お気に入りの傘」というものが、ついぞなかったような気がする。


ああ、あの傘好きだったなぁと覚えている唯一の傘は、
中学生時代に通学の時に使っていた傘。
赤か青か(色も覚えてないのか!?)のきれいな色合いで、長くて、
持ち手の先と、傘の一番端っこに金具がついていて、そこにストラップが渡っているもので、
雨が降っていない時にはたすきがけにして背中に刀を背負う要領で
手で持たなくていいところがすごく気に入っていた。


とにかく、傘を手に持つ、というのが嫌いで
今じゃ世の中にビニール傘がこんなにまわってるんだから、みんなで共有すればいいとさえ思っているので
空港やホテルの出口で雨が降っていると
「ご自由にどうぞ」と書いてある傘をありがたく使わせてもらい、
逆に雨の時は家にころがっていたビニール傘を使い、行き先が晴れだとわかっていたら
空港の「ご自由にどうぞ」の傘入れに置いてきたりもする。
1年に150回近く飛行機に乗る生活になってからは
さすがに「傘が嫌い」なんて言ってもいられなくなり、カバンの中に常に超軽量コンパクト傘が入っているが、その傘にも愛着がなく、使い捨て感覚。折りたたみ傘はさすがに「ご自由にどうぞ」に置いて来たりはしないが、壊れたら壊れたですぐ買い替え、値段も500〜700円のものしか買わない。
高価な傘や、素敵な傘が世の中にあるのはわかっているし、
そういうものを持ち歩く、精神的に優雅な生活に対する憧れもある。
いつか、「一生もの!」と思えるお気に入りの傘が欲しいと思っているんだけど…

とりあえず、今持っている傘の中で、唯一「好きかな」と思える傘はこのムーミンの傘。
以前ブログにアップしたまま、仕舞いこんでいたのを
最近新製品でムーミンの傘がたくさん発売されたのをきっかけに出してきた。
やっぱり軽いし、コンパクト。
3段折りなのですが、折りたたみもそんなに面倒ではない。(たぶん、買った当時はまだコンパクト傘に慣れてなかったので、機能についてはけちょんけちょんにけなしていた)
何と言ってもこの、どんよりとした雨模様の空と同じような(笑)シックな色合いが好き。

「さびしがりやのクニット」のクニットとバラのかばん。
かばんを船にして海を行くクニット。

暗雲&雷とにょろにょろの大群。
パパのシルクハット。
おじょうさん、傘さしてても大丈夫なのかな?にょろにょろに落ちるから大丈夫かもしれない…
おじょうさんの背後に、山と同化しちゃってるモランもいます。
ムーミンは、のんきな感じ…

ムーミンハウスとベリーつみのムーミンママ。
ここにもシルクハットが。

クニット絵本で、どでかいヘムレンがどーん、どーんと歩いていたシーンかな。

満月。こちらは晴れなんですね。
スナフキン
トフスラン&ビフスラン。
スニフのねこ?でもスニフが何処にもいませんけど。

釣りをするパパと、傘をパラシュートにしているリトルミイ
あれ?パパ、シルクハットかぶってますね。

タグもかわいい。
たたみジワが…お見苦しくてスミマセン。折りたたみ傘をきれいにたためたためしがありません。