エコかエゴかのレジかごバッグ

今使っているのがへたってきたので、ムーミンのレジカゴ型エコバッグを買いました。
シックでかわいいデザイン。
これは裏面です。表面には刺繍で文字が入っているので(ほどいちゃおうかな)あえて裏面の画像で。

スーパーに行く時にエコバッグを持っていくのはここ数年で一気に「ふつうのこと」になりましたが
実は私、7、8年くらい前からこういうレジカゴタイプのエコバッグの愛用者でした。
これは「エコには敏感なのよ」という自慢でもなんでもなくて、
フェリシモで「レジかごにセットすれば、自分で詰める手間が省ける」という謳い文句でレジカゴバッグが売られていて、
「これは便利だ!エコという以前に時間と手間が省けてすごい!」と純粋に感動して
数年はそのように使っていました。
そもそも、レジで値段を読み取りながらカゴからカゴにレジの人が商品を移してくれるときに
つぶれやすいもの、柔らかいものや生ものはよけて、重いものから下に詰めていくので
自分で袋に詰めるときには必然的に重いものを下の方から発掘しなければならないというジレンマが発生します。
それも解消できるし、何て便利なんだろうと思っていました。
何年か愛用している間に、嫌な顔をされたり、嫌な思いをしたことがなかったのですが…


1年ほど前に、何らかの理由でレジカゴバッグのことをネットで検索してみたところ
そこではかごセットタイプのエコバッグは「エゴバッグ」と非難の嵐でした。
レジの現場の人たちの投稿でも
「カゴセット型のエコバッグは商品を詰める時に非常に気を使い、時間がかかるし、中にはあれこれ詰める位置などを指定してくる人がいて、セットされると不快」と書いてあったのでびっくりしました。(ずっとレジの人の詰める手間は変わらないと思いこんでいたので)
並んでいる人たちの意見でも、
「前の人にエゴバッグをセットされると時間がかかるので、勘弁してくれよ〜とがっかりする」、とか「自分が楽したいだけ」「周りのことを全然気遣えない非常識人」とか本当にたくさんの非難が書かれていて、
自分が数年間、レジの人や後ろに並んでいた人にそう思われていたのか…とショックでした。
それ以来、レジカゴバッグを精算の時にセットするのはやめたのですが
やめてみてわかったことは、レジカゴバッグを手に持っていると明らかにわかっていても
レジの人も自分から「カゴにセットしましょうか?」と決して言ってはくれないのだな、ということは、やはり迷惑だと思っているという事実でした。
今では思慮の至らなさを反省し、もちろん自分で詰めるようになったのですが
ちょろちょろと走り回る小さい子供のいる保護者や、体の不自由な方などが使うと
すごく便利で、助かるアイテムだと思うので、
レジのほうでも、後ろに並んでいる人も、そういう人たちには少しはゆったりした気持ちで使わせてあげてもいいのになぁという思いもあります。線引きが難しいのでしょうけどね。
まぁ、「エコ」と名前がついている商品に対して、「便利」「助かる」などと言っている時点で
「エゴ」なのかもしれませんが、それくらいの社会的なゆとりがあってもいいんじゃないかなぁ。
「エコ」だからってストイックばかりでは息がつまりそうですけどね。


まぁ、自分では気をつけますよ。うん。

このようにレジカゴにぴったり。

ネギが入っているのでゆがんでいる使用画像。