ムーミンのペーパーナプキン

瞳の色が違うと、見えている世界の色も違うのだろうか。

海外の作家やアーティストの作品を見ていると、よくそう思う。
私は茶色ですらない真っ黒な瞳をしているし、たぶん、薄いグレーや緑の瞳の友人とは
同じ山や海を見ていても違う光景が拡がっているのだろうなとは思う。

このムーミンのペーパーナプキンの色使いと言ったら
「日本ではちょっとこの色はありえないよね」というのが第一印象だった。

派手!なんだけど、シック。でもある。
どっちやねんと、文章を書きながら自分つっこみを入れてしまうのだけど、
どの色ひとつ取っても…このピンクも、このグリーンも、このイエローも、このパープルも…
どれも日本人はあまり使わない色だなぁという気がして面白い。

上に置くものがものすごく地味なものでも、
天然酵母系のパンとか、全粉で焼いた田舎風ケーキとか、そういう地味で滋味なものでも
このナプキンを下に敷くだけで元気が出そうじゃない?

ナプキンていうのは、それでいいんだよなぁとしみじみと思う。