当たりとハズレのピローケース

春先にフィンランド最大の百貨店『ストックマン』のHullut Päivät(クレイジーデイズ)のセールのための限定モデルの(の、が多くてすみません、でも面白いから修正しません)
Finlaysonの枕カバーです。

色味がきれいで気に入ったので、いつものアビタモールさんで3枚買いました。
サイズが40cm x 60cmと55cm x 65cmの2種類あるのですが
悩んだけど、これだけ複雑な柄(1つのパターンのピッチ幅が広い)なのだから
より大きいほうがいい柄が入りやすいだろうと思って
大きいほうにしました。
ベッドカバーも買いたかったけどやはり高いのでこちらの色は断念。
(モノクロ柄のほうは買いました)

ピロウケースが到着して、袋を開けて一枚一枚チェックすると
やはり思ったとおり柄に結構ムラがあり
大きいサイズで正解、それでも当たり外れがそれなりにありましたのでご紹介します。

これが3枚のうちの一番「当たり」の枕カバー。

空と地面のバランスがよく、犀とミィが真ん中に来ています。
ヘムレンさん、ママ、虎の配置も悪くないです。
というより、絵柄はすばらしい色、デザインなので、要はカットの位置の問題です。
もうちょっと上がカットされていて虎が見えていたらベスト。

こちらも「主役」であるムーミンと、スノークのおじょうさん、ハンモックのパパがほぼ真ん中に来ていて
見ていて気持ちいいです。
スティンキーが中途半端に切れていて残念なので、これももう少し上がカットされていて
スティンキーが見えていたらベスト。


でも、全体的には、いい配分の枕カバーだと思います。




これが一番「ハズレ」の枕カバー。

すべてが中途半端に裁断されてしまっています。
かろうじてミイだけが全身見えていますが(小さいですからね彼女は…)
後のキャラクターはすべて途中で分断されてます。
真ん中に空が来ていて、上に地面がまた見えているのも気持ち悪い。

こちらの面も、ムーミンスノークのおじょうさんは見えているのですが、パパは分断、
上のスティンキーも中途半端です。
この枕カバーはちょっと「ハズレ」かなという感じですよね?


でも、実は私的には、まったく気にしていません。
全部入っているものがどうしても欲しければ、布地そのものか、ベッドカバーを買えばいいと思いますし、
柄の途中で切れているものも、何だか面白いし、この先に何があるんだろう、誰がいたんだろう、ああ、ここ惜しいなあ、もうちょっと見えてたらなあって色々感じるのも楽しんでいます。
届いたものが全部空ばっかり、とかだとさすがにそうも言ってられないのでしょうが、
海外の製品っていうのはこういうことってよくあります。
Finlaysonは高品質な製品を生産していることで有名なメーカーですし、
私もそう思います。
アラビアやイッタラでさえ、正規のA級品でもスポットはあるし、ロットごとの色むらはるし、小さな気泡みたいな穴や、釉薬のたまりのような出っ張りが時々見受けられます。


それでもできるだけきれいなのが欲しいと思ってしまうのが日本人。
木製玩具の世界でも「日本人の客の目は世界一厳しい」と言われるそうです。
厳しいことは厳しいこととして、特長・誇りとして持ったまま、
多少のネガティブは「アラ」ではなく「味」だと受け止められるおおらかな気持ちを持てるようになりたいなーと常々思っています。
(なのにデパートでアラビアの箱にシールを貼るのは許せない、やっぱり厳しい私)


そういえばセール用の限定モデルだからなのか、いつもついているFinlaysonのタグはありませんでした。
だからどちらが表、どちらが裏というのはわからないです。

入れるとこんな感じです。
色味がちょっと違って見えちゃいますが雰囲気はわかりますよね?

(うるさい選挙カーが朝からがんがんがなりたてるので文章がまとまりませんでした。
うるさくてうるさくて、いらいらします…
読みづらいところもあるかと思いますが、申し訳ありません)