5/6

最後の1枚が、ついにやってきました。


最初の1枚を手に入れてから、探して、探してもらって、待って、探して、早4年。
途中、何度も国内外のオークションや北欧関連ショップで
(私的には)ありえないだろ…と思うような高額な値段で売られ、それでも売れていくのを横目で眺めていたのに、やっぱり手を出せずに
自分が納得できる価格のものを探していたら、ずいぶん長い時間がたってしまいました。(そうやって待ってて買い逃したものも結構あります…)
最後の1枚はもう無理かもなぁと思っていました。
同じ枚数作られているはずなのですが、
6枚の中でも1番市場に出ているのを目にした回数が少なかったですし、絵本『さびしがりやの クニット』の中では
4/6、5/6、6/6の3枚は、私だったら手放さないだろうなと思う3枚だからです。
私は6枚の中では4/6と、この5/6が特に好きなので
うちに来てくれて本当にうれしい!
さて、じっくり見ていきましょう。

絵本『さびしがりやの クニット』のこのシーンとは微妙に彩色が異なっています。絵本では黄色はモランの目とスクルットの髪だけ、あとはモノトーンの世界(肌色以外)なのですが、
この絵皿では、月と星も黄色に彩色されています。
青っぽいグレーと、きれいなイエローの色の対比が美しい1枚です。

「月は きえそうに すきとおり,天も 地も いきを ひそめています。
目の まえに,すべてを こおらせる モランが,山のように たたずんでいます。」

「「てごわいぞ。こんな ぶきみな やつ,みたことも ない。」と
クニットは、モランの こおった しっぽに,かみつきました。」

すべてを凍らせるモランのしっぽにいきなりかみつくとは…

「モランは びっくりして,
「キャアーーー!」と 一声,あたふたと 森に かけこんで いきました。」

わかるよ、モラン…ヒールはツライね…

「スクルットは,岩から、クニットの,たたかいぶりを,しっかりと みていました。」

裏面です。
10000枚限定のうちの1枚です。


一応、過去画像を順番に並べてみました。
アップした時代(!)が違うので解像度やサイズが異なり
申し訳ありません。