行きて帰りし物語

同条件で大きいものと小さいものがあれば迷わず大きいものを選んできました。
それで人生の中で損したとか失敗したと思ったことはなかったような気がする。
この「気球」のトレイもそうだった。大きいものがあるのは知っていたのに、日本(PEIKKO)に小さいサイズのものしか入ってなかったので
「まぁ仕方ないかぁ」と思って小さいものを買ってしまった。
でも、大きいサイズが時間差で発売された。うーん、うーん、大きいのも買うか、たぶん買うな、ほんのちょっと失敗したな、って感じの買い物でした。
でも、これだけ悩んだり、悔やんだりするのは、たぶんこのトレイが大好きだから。
だってこんなにかわいいんだもん。

絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』から。
渋くて繊細な水彩画が、かわいいーーーーっ

ぎゅうぎゅうに詰め込まれた乗客がかわいいーーーーっ
てかみんな上半身乗り出しぎみで乗ってるのは定員オーバー?
ヘムレンとおしゃまさんと…主人公のスサンナと、スニフ、トフビフとメソメソも。
絵本の中で、ムーミン谷が見えてくると絵全体の色彩が変わるのが印象的だったシーンです。
移動手段が気球っていうのがまたいいよね。行けそうで行けないっていうか。

眼下にムーミン屋敷が!
みんな上半身を乗り出しているのは、実はムーミン屋敷周辺に降りたいんだけど、
気球は急に止まらない…って感じでかわいいです(かわいいばっかり)。
最初は「意味がわからない」と思った『ムーミン谷へのふしぎな旅』。
今は何となく、私なりに受け止めることができるようになった気がします。
自分がスサンナだとして、だったらこういう意味かもしれないなぁって。読む人によって印象が変わる「ふしぎな」絵本ですよね。


あ〜っこのトレイ、どんな風に使おう!まだ考え中です。